今の環境を変えたい、自分のペースで勉強したい、でも「学習の質」は落としたくない。そう考えたとき、「通信制高校」という選択肢が浮かんだのではないでしょうか?
特に近年、デジタル技術の進歩により「オンライン授業」の質は飛躍的に向上しています。しかし、画面越しの授業だけで本当に学力が伸びるのか、大学進学は可能なのか、そして何より「孤独」に耐えられるのか……といった不安を抱えている方も少なくないはずです。
「自宅で学習すること」は、自由度が高い反面、自己管理の難しさやコミュニケーション不足といった課題も伴います。だからこそ、ただ動画を見るだけではない、生徒一人ひとりの可能性を引き出すための「仕組み」が重要になってきます。
この記事では、通信制高校におけるオンライン授業や学習スタイルの現状を整理し、将来の進路を切り拓くためにどのような視点で学校を選ぶべきか、そのポイントを詳しく解説します。そして、記事の後半では、通信制という枠組みを活用しながら、確かな学力と「つながり」を育む、ある一つの学校のアプローチについてもご紹介させてください。
1. 通信制高校の「オンライン授業」とは?その種類と落とし穴
通信制高校と一口に言っても、その学習スタイルは学校によって大きく異なります。まずは、「オンライン授業」がどのように行われているのか、その一般的な仕組みと種類について理解を深めましょう。
① 「オンデマンド型(録画配信)」が主流
多くの通信制高校で導入されているのが、このオンデマンド型です。事前に録画された授業動画を、生徒が好きな時間に視聴する形式です。
- メリット: 早朝や深夜など、自分の生活リズムに合わせて学習できる。分からないところは巻き戻して確認できる。
- デメリット: 一方的に「見るだけ」になりがち。その場で質問ができず、疑問が解決しないままになることがある。強制力がないため、学習を先延ばしにしてしまうリスクがある。
② 近年注目の「リアルタイム型(双方向ライブ)」
Zoomなどの会議システムを使い、決まった時間に先生やクラスメイトと接続して行う授業です。
- メリット: 先生と会話ができ、その場で質問ができる。クラスメイトの存在を感じられ、孤独感が少ない。
- デメリット: 時間割が決まっているため、スケジュールの調整が必要。
「孤独」と「アウトプット不足」の壁
自宅での学習で最も懸念されるのが、誰とも話さずに動画を見続けることによる「孤独感」と、知識を入れるだけで使わない「インプット偏重」です。
本当に使える学力を身につけるためには、通信制であっても「人との対話」や「考えを表現する場(アウトプット)」が必要です。
2. 失敗しない学校選び:オンラインの「先」にあるもの
単に「高校卒業資格を取る」だけでなく、「希望の大学へ進学したい」「将来グローバルに活躍したい」という目標がある場合、学校選びの基準は少し変わってきます。
デジタルとリアルのバランス
優れた教育環境とは、オンラインの利便性を活かしつつ、人間的な「つながり」を大切にしている学校ではないでしょうか。
例えば、画面越しであっても、先生が生徒の表情を見て理解度を確認してくれたり、生徒同士が意見を交わす機会があったりすること。
「動画を見てレポートを出すだけ」の学校ではなく、「先生や仲間と一緒に学んでいる」という実感を持てる学校を選ぶことが、モチベーション維持と学力向上の鍵となります。
3. 「対話」重視の双方向型オンライン授業を展開する、AIE国際高等学校
では、通信制高校という柔軟な仕組みの中で、どのようにして「対話」や「質の高い学び」を実現するのでしょうか。
ここでは、兵庫県淡路市に本校を構えるAIE国際高等学校の事例をご紹介します。私たちは、通信制だからこそできる、生徒一人ひとりと向き合う教育を実践しています。
① 「見るだけ」ではない、双方向ライブ授業
AIE国際高等学校の「オンラインスタイル」最大の特徴は、録画配信を見るだけの一方通行ではない点です。
iPadなどのタブレット端末やPCを使用し、リアルタイムでつながる「ライブ授業」を中心に行っています。
- 表情が見える安心感: 画面越しに先生やクラスメイトの顔が見えるため、教室にいるような臨場感があります。
- その場で質問・解決: 分からないことがあればすぐに質問でき、先生も生徒の反応を見ながら授業を進めます。
- 議論と発表: 一方的に聞くだけでなく、自分の意見を発表したり、仲間と議論したりする時間を大切にしています。
これにより、自宅にいながらにして、思考力や表現力を養う「生きた授業」を受けることができます。
② 英語力を伸ばす習熟度別クラス
国際高校ならではの強みとして、オンラインでも英語教育に力を入れています。
「英語が好き」という生徒はもちろん、「苦手意識がある」という生徒も安心して学べるよう、習熟度別にクラスを編成しています。
- ネイティブ講師との対話: ライブ授業を通じて、ネイティブの先生と英語でコミュニケーションを取る機会があります。
- 基礎からの文法指導: 日本人の先生による丁寧な文法解説もあり、基礎から応用まで着実にステップアップできます。
③ オンラインでも「一人じゃない」サポート体制
学習面だけでなく、精神的なサポートも重視しています。
週に一度のホームルーム(HR)もオンラインで実施。先生からの連絡事項だけでなく、クラスメイトと近況を報告し合ったり、雑談をしたりする時間があります。
また、レポート(課題)の作成につまずいたときは、オンライン上の「レポートサポート」を利用して、先生と一緒に学習計画を立てたり、質問をしたりすることができます。物理的な距離はあっても、心の距離は近くにある、そんな環境づくりを心がけています。
4. 確かな学力と実績:「通信・オンライン」から世界へ
「オンライン中心で、本当に大学に行けるの?」
そんな不安をお持ちの方も安心してください。AIE国際高等学校は、世界的な教育プログラムである国際バカロレア(IB)のディプロマ・プログラム(DP)認定校です。
「なぜ?」を問いかけ、深く考える探究学習の精神は、オンライン授業にも息づいています。偏差値だけで大学を選ぶのではなく、「何を学びたいか」「どんな大人になりたいか」を深掘りする進路指導を行っています。
その結果、卒業生たちは通信制という枠を超え、世界ランキング上位の海外大学や、国内の難関大学へと羽ばたいています。
<合格実績>
【海外大学】
- トロント大学(カナダ)THE世界大学ランキング(2022年)48位
- マンチェスター大学(イギリス)THE世界大学ランキング(2024年)51位
- カリフォルニア大学デービス校(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)67位
- ミネソタ大学(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)86位
- アリゾナ州立大学(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)132位
- エクセター大学(イギリス)THE世界大学ランキング(2022年)143位
- サセックス大学(イギリス)THE世界大学ランキング(2022年)151位
- ヨーク大学(カナダ)THE世界大学ランキング(2022年)169位
- イリノイ大学(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)18位
【国内大学】
- 早稲田大学
- 慶應義塾大学
- 上智大学
- 立教大学
- 名古屋市立大学
- 関西大学
- 関西学院大学
- 同志社大学
- 立命館大学
これらの実績は、オンラインという手段を使いこなしながら、質の高いカリキュラムと適切なサポートがあれば、世界レベルの学びへと到達できることを証明しています。
5. 多様な学びのスタイルと、共同生活という選択肢
オンラインでの学びに加え、AIE国際高等学校には他にもユニークな特徴があります。
一つは、希望者が入寮できる「学生寮(レジデンスコース)」の存在です。
これは全寮制ではなく、通学スタイルやオンラインスタイルと並ぶ選択肢の一つです。寮での生活は基本的に日本語で行われ(イマージョン教育ではありません)、親元を離れて仲間と生活することで、自律心や協調性を育む場となっています。
オンラインで自分のペースを作りながら、スクーリングなどの機会にはキャンパスで仲間とリアルに交流する。そんなメリハリのある高校生活を送ることも可能です。
6. あなたらしい学びの形を、ここで見つけませんか?
通信制高校やオンライン授業を検討されているあなたは、きっと「今の自分に合った、より良い学びの場所」を探されているのだと思います。
デジタルツールの利便性は大切ですが、それ以上に大切なのは、あなたの知的好奇心を受け止め、背中を押してくれる「人」がいる環境です。
AIE国際高等学校には、オンラインの柔軟性と、対面授業の熱気(双方向性)、そして国際基準のカリキュラムが融合した学びがあります。
「オンライン授業でも、しっかり先生と関わりたい」
「将来につながる、確かな学力を身につけたい」
もし、そう思われたなら、私たちの学校がその答えになるかもしれません。
ぜひ一度、詳しい学校の様子や、実際の授業の雰囲気を公式サイトで覗いてみてください。あなたにお会いできる日を、心より楽しみにしています。
AIE国際高等学校 公式サイトはこちら