「今の高校を辞めたいけれど、今まで取った単位はどうなるの?」
「転校すると、また1年生からやり直しになってしまうのではないか?」
「あと少しで進級できるのに、今動くのはもったいない?」
現在、全日制高校などに通っていて、転校(転入学)を考えているあなたが一番不安に感じているのは、やはり「単位」のことではないでしょうか。
テスト勉強や日々の通学、これまで積み重ねてきた努力が「転校」によってゼロになってしまうとしたら、二の足を踏んでしまうのは当然です。
しかし、安心してください。
通信制高校への転校では、前の高校で修得した単位は、基本的にそのまま引き継ぐことができます。
また、手続きのタイミングや学校選びを間違えなければ、学年を下げる(留年する)ことなく、同級生と同じ時期に卒業することも十分に可能です。
この記事では、通信制高校へ転校する際の「単位引き継ぎの仕組み」や「卒業要件」について、分かりやすく解説します。
そして記事の後半では、単に単位を引き継ぐだけでなく、転校を機に「より質の高い学び」へとステップアップするための、私たちAIE国際高等学校のアプローチについてご紹介します。
1. まずは確認!「転入学(転校)」と「編入学」の大きな違い
単位の話をする前に、非常に重要な用語の違いを理解しておきましょう。あなたが「今、高校に在籍しているか」によって、扱いは大きく変わります。
① 転入学(転校)=「在籍中」に移る
現在、高校に在籍している状態(休学中も含む)で、退学届を出さずに新しい高校へ移ることです。
- 単位・在籍期間: 前の高校での在籍期間が途切れずにつながります。修得済みの単位も引き継げます。
- メリット: 最もスムーズに、同級生と同じ時期での卒業を目指せます。
② 編入学(再入学)=「退学後」に入り直す
一度高校を中退(退学)し、その後に別の高校へ入り直すことです。
- 単位・在籍期間: 過去に修得した単位は引き継げますが、「退学してから再入学するまでの空白期間」は在籍期間に含まれません。
- リスク: 空白期間が長引くと、卒業時期が半年〜1年遅れる可能性があります。
【重要ポイント】
もしあなたが今、まだ高校に籍を置いているなら、「退学届」を出す前に、次の転校先を決めて手続きをしてください。 これが、今の努力(単位・時間)を無駄にしないための鉄則です。
2. これまでの「単位」はどうなる?引き継ぎの仕組み
では、具体的に単位はどのように扱われるのでしょうか。
① すでに修得した単位(1年生・2年生の分など)
前の高校で学年末まで在籍し、正式に認められた(修得した)単位は、基本的にすべて新しい通信制高校に引き継げます。
例えば、現在2年生で、1年生の時の単位を30単位持っている場合、その30単位はそのまま有効です。
② 今の学年の「途中」の単位(履修中の科目)
一番の悩みどころは、「今やっている勉強」の扱いです。
全日制高校の多くは「学年末(3月)」に単位を認定するため、年度の途中で転校すると、その学年の勉強は「未修得」となり、ゼロになると思われがちです。
しかし、通信制高校へ転校すれば、その年度の続きから学習をスタートできるケースがほとんどです。
例えば、10月に転校した場合、前の高校での在籍期間を加味しつつ、残りの期間でレポートやスクーリングを行うことで、その年度に取るはずだった単位を認定してもらうことができます。
つまり、「1年生からやり直し」にはなりません。
3. 「卒業」するための3つの条件
通信制高校を卒業するためには、以下の3つの条件を満たす必要があります。これは全日制でも通信制でも、法律上のルールは同じです。
- 高校在籍期間がトータルで3年以上
(前の高校の期間 + 通信制高校の期間 = 3年以上あればOK) - 修得単位数が74単位以上
(前の高校の単位 + 通信制高校で取る単位 = 74単位以上あればOK) - 特別活動(30時間以上)への参加
(ホームルーム、行事などへの参加実績も引き継げます)
通信制高校は「学年制(1年ごとに進級)」ではなく「単位制(積み上げ方式)」です。
そのため、「出席日数が足りないから留年」という概念が基本的にはありません。自分のペースで74単位を積み上げれば、3年間で卒業が可能です。
4. 単位を引き継ぐだけじゃない。AIE国際高等学校での「リスタート」
仕組みが分かって安心したところで、次は「どの学校を選ぶか」が重要になります。
「単位が取れればどこでもいい」と安易に決めてしまうと、結局レポートが進まなかったり、将来の進路が決まらなかったりと、後悔することになりかねません。
私たちAIE国際高等学校は、転校生の受け入れ実績が非常に豊富な学校です。
私たちが大切にしているのは、「単位の引き継ぎ」などの事務的な処理はもちろん、「なぜ転校するのか」「これからどうなりたいのか」という生徒の気持ちに寄り添うことです。
① 「あなただけの単位プラン」を作成するメンター制
転校の経緯や、これまでの修得単位数は一人ひとり異なります。
本校では、生徒一人ひとりに担任(メンター)がつき、まずはじっくりと面談を行います。
- 「前の高校でこれだけ頑張ったから、あと何単位必要だね」
- 「この時期までに卒業するために、こういうスケジュールで進めよう」
このように、卒業までのロードマップをオーダーメイドで作成します。
「いつ卒業できるか分からない」という不安を解消し、具体的な目標に向かって歩き出せるようサポートします。
② 転校を機に「国際バカロレア(IB)」へ挑戦
「前の高校の授業がつまらなかった」「もっと意味のある勉強がしたい」
そんな理由で転校を考えているなら、本校は最適な環境です。
私たちは国際バカロレア(IB)のディプロマ・プログラム(DP)認定校です。
ただ高卒資格のためだけに教科書を書き写すのではなく、「なぜ?」を問いかけ、議論する探究的な学びを提供しています。
転校生であっても、意欲があればこの世界基準のプログラムに挑戦し、思考力を磨くことができます。
③ 英語力ゼロからでも「海外大学」を目指せる
「英語は苦手だけど、環境を変えるなら新しいことに挑戦したい」
そんな生徒のために、習熟度別(レベル別)の英語クラスを用意しています。
ネイティブ講師と日本人講師が連携し、中学レベルの復習から、海外大学進学レベルまで、あなたの今の実力に合わせて指導します。
「前の高校では英語が赤点だったけれど、ここでは話すのが楽しくなった」という転校生がたくさんいます。
④ 環境を一新する「寮生活」という選択肢
もし、今の学校に通えなくなった原因が人間関係や生活リズムにあるなら、思い切って住む場所を変えるのも一つの手です。
本校には、希望者が入寮できる「レジデンスコース(学生寮)」があります。
淡路島の豊かな自然の中で、親元を離れて仲間と暮らす。
寮内は日本語環境で安心でき、スタッフが生活をサポートします。この環境の変化が、傷ついた心を癒やし、自立心を育む大きなきっかけになります。
5. 転校は「逃げ」ではなく「飛躍」。驚きの進路実績
「転校したら、大学進学は不利になる?」
そんなことはありません。むしろ、自分に合った環境で主体的に学んだ経験は、総合型選抜(AO入試)などで高く評価されます。
AIE国際高等学校に転校し、自分らしさを取り戻した生徒たちは、国内外の難関大学へと羽ばたいています。
<合格実績>
【海外大学】
- トロント大学(カナダ)THE世界大学ランキング(2022年)48位
- マンチェスター大学(イギリス)THE世界大学ランキング(2024年)51位
- カリフォルニア大学デービス校(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)67位
- ミネソタ大学(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)86位
- アリゾナ州立大学(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)132位
- エクセター大学(イギリス)THE世界大学ランキング(2022年)143位
- サセックス大学(イギリス)THE世界大学ランキング(2022年)151位
- ヨーク大学(カナダ)THE世界大学ランキング(2022年)169位
- イリノイ大学(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)18位
【国内大学】
- 慶應義塾大学
- 早稲田大学
- 上智大学
- 立教大学
- 名古屋市立大学
- 関西大学
- 関西学院大学
- 同志社大学
- 立命館大学
6. あなたの「単位」と「未来」を、一緒に守りましょう
転校は、決してネガティブなことではありません。今の自分に合わない環境から、自分が輝ける場所へ移動する、前向きな戦略です。
しかし、タイミングや手続きを間違えると、卒業時期が遅れてしまうリスクがあるのも事実です。
だからこそ、一人で悩まず、まずはプロに相談してください。
「私の単位、どれくらい引き継げる?」
「今から転校して、同級生と一緒に卒業できる?」
そんな疑問をお持ちなら、ぜひ一度、AIE国際高等学校の個別相談会へお越しください。
あなたのこれまでの努力(単位)を無駄にせず、未来へつなげるプランを一緒に考えましょう。
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