この4月から、英語強化クラスSuper Speaking Thursdayが始まりました!
木曜日、スピーキング2時間、ライティング1時間の合計3時間、集中的に英語のアウトプットの特訓です。
週平均10時間(週5,レジデンススタイル)の英語授業の内の3時間です。
今回は、Super Speaking Thursdayを担当する中島陽子先生とMohammad Qelichkhani先生に、インタビューします。
いざ!
ー今日はよろしくおねがいします。
まず、Super Speaking Thursdayクラスの目的について教えてください。

中島:
この新しいSuper Speaking Thursdayクラスの主な目的は、
生徒の英語でのスピーキング能力全般を大幅に向上させることです。
単に日常会話ができるようになるだけでなく、よりフォーマルな、授業やスピーチで話すような質の高い形で
アウトプットできるようになることを目指しています。
フォーマルで筋道の通った形でアウトプットすればするほど、スピーチやエッセイといった他の英語スキルにも
応用できるようになり、適切な読み方を学ぶことにも繋がります。
このように、Super Speaking Thursdayは、「アウトプット」に焦点を当てたプログラムと考えています。
ーSuper Speaking Thursdayの特色は何ですか?

モハマド:
Super Speaking Thursdayのユニークな特色は、
まず何よりもスピーキングに最大限に焦点を当てている点です。
生徒たちが英語で話すことに対してよりリラックスし、自信を持てるようになることを目指しています。
さらに、単に流暢に話すだけでなく、正確かつ適切に話せるように、
文法や文学的な知識も同時に高めていく点も大きな特色です。
話し方の正確さを追求することで、将来的にIELTSやTOEFLのような公認英語試験の受験を考えている生徒も、
追加のコースに通う必要がないレベルで準備できるようになることを目指しています。
スピーキング力の向上を通じて、文法力や正確性も同時に養い、
将来の幅広い目標に対応できる実践的な英語力育成を目指しているのが、このクラスの特色です。

ー英語のスピーキング力を上げるのに最も重要な要素、キーポイントは何ですか?
中島:
まず第一に、自分の考えを文法的に正しく、ぶつ切りではない、間違いのない文法でしっかりと伝えられる能力です。
そのため、正確な文法力は不可欠です。
次に、良い発音と、良いリスニングスキルです。相手の話を聞き取って理解できなければ、そもそも会話は成り立ちませんよね。
ですから、私は、まずはきちんと伝わること、これが最初であり、基本だと思います。
生徒は、よく、非常に複雑な会話文を真似したり、色々な語彙を入れたがりますが、それで言いたいことを誤解させてしまうことがよくあります。

モハマド:
私も、英会話が上手であるということは、単に多くの難しい単語を使うことでもなく、流暢さだけでなく「正確さ」も非常に重要です。
良い話し方とは、聞いていて容易に理解できるようなスピーチや会話であり、
聞き手が一文ずつ、あるいは一語ずつ意味を考え込まなければならないようなものではありません。
自信を持って相手の言葉を聞き取り、同時にその内容を処理して適切に反応できる能力こそが、
非常に質の高い話し方だとであると言えると思います。
ー先生方お2人とも、英語のネイティブスピーカーではあられませんが、どのように英語を学ばれたのでしょう?
英語学習の経歴を教えてください。
中島:
私は、2~12才をアメリカで過ごしたことが英語習得の始まりでした。
そのため、日本の学校教育で学ぶような体系的な文法スキルは当初持っていませんでした。
しかし、日本に戻り、再びアメリカの大学を経て、AIE英語専科部門を立ち上げるために日本に戻ってきてから、
教えるために文法をゼロから学び直す必要がありました。
話すことはできても、文法の背景にある理由を知らないと教えられないからです。
そこで、分厚い文法書を最初から最後まで読み込み、全ての問題を解き、
文法の全てを理解することで、日本語での英語教授法を確立しました。

モハマド:
私は、英語学習は基本的に父親のおかげで始まりました。
英語学校とは知らずに連れて行かれた場所に、クレヨンを持って絵を描きに行ったのが最初の記憶です。
時間が経つにつれて英語への情熱が芽生え、10歳頃には自分で漫画を見たり音楽を聴いたりして、
個人的な興味から独学するようになりました。
通常の文法や語彙の学習に加え、自分の声を録音して聞いたり、
好きな歌の歌詞や映画のセリフを書き出して壁に貼ったりするなど、
日常生活に英語を取り入れる工夫をしました。これが非常に効果的でした。
15歳からは非公式にクラスメイトに英語を教え始め、18歳からは正式に英語教師として働き、
現在までに10年の指導経験があります。

ー現在英語を学習している生徒に、励ましのメッセージやアドバイスをお願いします。
中島:
現在英語を学習している生徒の皆さんへのメッセージとして、
まず英語の能力は直線的に伸びるものではないということを知っておいてほしいです。
グラスに水を注ぐように、最初は溜まっているか分かりませんが、
ある時突然満たされて溢れ出すように、理解できる瞬間が訪れます。
よく分からないことを学んでいる時でも、それは将来の飛躍のための「インフラ」を構築している段階です。
いつか必ず知識が急上昇する瞬間が来ますから、諦めずに英語に触れ続けることが大切です。

また、英語は勉強する「科目」ではなく、生涯を通じて使う「言語」として捉えてください。
好き嫌いがあるような科目ではなく、単に学び、使うものです。
そして、英語そのものが最終目標なのではなく、
皆さんが将来達成したい様々な目標(研究者、国際的な仕事、起業など)のための「ツール」です。
決して高すぎる障壁ではなく、自分自身を信じれば乗り越えられるものです。
英語を障害と考えるのではなく、目標達成のための手段として積極的に活用してください。
英語は学んで「持つ」ものではなく、「使う」ものです。

モハマド:
さらに、多くの生徒が素早く応答することや間違いを恐れることに悩んでいますが、
何かを習得するには「繰り返し」が何よりの戦略です。
何度も繰り返すことで心に定着します。間違いを恐れる必要は全くありません。
学習しているのですから、間違いは当然ですし、間違いから学ぶのです。
恥じるという感情は英語学習においては全く不必要なものです。
そして、分からない時は分かったふりをせず、必ず先生に質問して明確にしましょう。
質問することは、理解を深めるための重要なステップです。
一緒に頑張っていきましょう。

ーありがとうございました!
※インタビューは英語で行い、日本語に翻訳しました。