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2025.07.22

IBDPの難易度はどれくらい?スコアの仕組みから、大変な理由と乗り越え方まで徹底解説

国際的な大学入学資格として世界的に評価の高い、国際バカロレア ディプロマプログラム(IBDP)。その探究的で質の高い学びに魅力を感じながらも、「自分に最後までやり遂げられるだろうか?」「学習が大変で、ついていけなくなるのではないか?」といった”難易度”に関する不安をお持ちではないでしょうか。

IBDPが挑戦的なプログラムであることは事実です。しかし、その難しさの本質を正しく理解し、適切な準備と環境を選ぶことで、乗り越えることは十分に可能です。むしろ、その困難な挑戦の先には、他では得られない大きな成長と未来への可能性が待っています。

この記事では、「IBDPの難易度」というテーマに真正面から向き合い、スコアの仕組みといった客観的な視点から、学習が「難しい」と言われる具体的な理由、そしてその壁を乗り越えるための実践的な方法まで、詳しく解説していきます。

この記事を読み終える頃には、IBDPの難易度に対する漠然とした不安が、具体的な目標とそれを達成するための道筋に変わっているはずです。自分に合った環境で、正しいアプローチで学ぶことが、この挑戦を成功させるための何よりの鍵となります。

IBDPの難易度を客観的に見る:スコアの仕組みと世界の基準

まず、IBDPの難易度を客観的な指標である「スコア」から見ていきましょう。IBDPの最終スコアは、2年間の学習成果を総合的に評価したもので、満点は45点です。

  • 6つの教科グループ:各科目7点満点 × 6科目 = 42点
  • 3つのコア科目:課題論文(EE)と知の理論(TOK)の成績に応じて最大3点
  • ※創造性・活動・奉仕(CAS)は必須要件ですが、スコアには加算されません。

この合計45点満点のうち、最終試験でIBディプロマ資格を取得するためには、原則として合計24点以上を獲得し、かつEEやCASなどの必須要件をすべて満たす必要があります。

世界のIB生の平均スコアは、例年30点前後で推移しています。また、オックスフォード大学やケンブリッジ大学、アメリカのアイビーリーグといった世界のトップ大学を目指す場合、38点~40点以上のハイスコアが求められることが一般的です。

このことからも、IBDPは決して簡単なプログラムではなく、世界中の優秀な高校生が切磋琢磨する、質の高い学習内容であることが伺えます。

IBDPが「難しい」「大変」と言われる5つの理由

では、なぜIBDPは「難しい」と言われるのでしょうか。その理由は、単にテストの点数を取ることの難しさだけではありません。

1. 圧倒的な学習量と時間管理の難しさ

IBDPでは、6つの教科の学習と、3つのコア科目を2年間で並行して進めます。各教科で課されるレポート(内部評価)やプレゼンテーションの準備、そして最終試験の勉強、さらにEE(課題論文)の研究やCAS活動など、常に複数のタスクを抱えることになります。そのため、計画的に学習を進める高度なタイムマネジメント能力がなければ、課題に追われてしまいます。

2. 知識の暗記だけでは通用しない「探究型の学び」

日本の一般的な高校教育が知識のインプットを重視する傾向があるのに対し、IBDPでは常に「なぜ?」「どのように言えるのか?」といった問いを立て、自分の頭で考えることが求められます。与えられた正解を覚えるのではなく、自ら問いを立て、情報を収集・分析し、論理的に自分の考えを構築していく「探究型」の学習スタイルに慣れるまでは、難しさを感じるかもしれません。

3. 高度なアカデミックスキル(読む・書く・議論する)

IBDPの評価は、客観テストだけでなく、論文やレポート、口頭発表が大きな比重を占めます。特に4,000語(日本語で8,000字)に及ぶEEを筆頭に、自分の主張を論理的に、かつ学術的な作法に則って文章化する力が不可欠です。また、授業ではディスカッションが頻繁に行われ、他者の意見を批判的に吟味し、自分の考えを明確に述べるコミュニケーション能力も試されます。

4. 言語の壁

授業や教材、試験がすべて英語で行われる英語DPの場合、当然ながらネイティブレベルの高い英語力が求められます。専門的な内容を英語で理解し、自分の考えを英語で表現することは、それ自体が大きな挑戦です。言語の壁によって、本来の思考力や探究能力が十分に発揮できないという状況に陥る可能性もあります。

5. 精神的なタフさと自己管理能力

長期にわたる膨大な学習量を管理し、高いレベルの成果を出し続けるためには、強い精神力と自己管理能力が欠かせません。モチベーションを維持し、時には思うように進まなくても粘り強く取り組む姿勢、そして完璧を求めすぎずに優先順位をつけて物事を進める柔軟性も、IBDPを乗り越える上で非常に重要です。

IBDPの難易度を乗り越え、成功を掴むには?

IBDPが挑戦的なプログラムであることは事実ですが、その難易度は、適切なアプローチと環境によって乗り越えることが可能です。

学習環境、つまり学校や教員のサポート体制が、IBDPの体感的な難易度を大きく左右します。自分一人で立ち向かうのではなく、信頼できる指導者のもとで、同じ目標を持つ仲間と支え合いながら学ぶことが成功の鍵です。

例えば、思考の土台となる母語で探究を深められる環境は、言語の壁による学習負荷を軽減し、IBの本質的な学びに集中することを可能にします。また、生徒一人ひとりの進捗に合わせた、きめ細やかな指導が受けられるかどうかも重要なポイントです。

IBDPの難易度は個人の能力だけでなく、「どのような環境で、どのように学ぶか」によって大きく変わります。自分に合ったサポートを受けられる場所を選ぶことが、この挑戦的なプログラムを乗り越えるための最も重要な戦略と言えるでしょう。

ここからは、IBDPの「難易度」という壁に、AIE国際高校がどのように向き合っているかをご紹介します。

AIE国際高校がIBDPの「難しさ」を「成長」に変える仕組み

理由1:学習負荷を戦略的に軽減し、思考を深める「デュアルランゲージ」

難しい専門分野の内容を、慣れない英語だけで理解しようとすると、理解に時間がかかり、学習効率が落ち、挫折の原因にもなりかねません。AIE国際高校では、日本語4科目、英語2科目で学ぶ「デュアルランゲージDP」を採用しています。これは、思考の基盤である母語=日本語を最大限に活用し、IBの本質である「探究」に集中するための戦略的な選択です。まずは日本語で深く思考する土台を固めることで、言語の壁による不要な負荷を減らし、学習の質を高めます。

理由2:一人で悩ませない、徹底した少人数制の個別サポート

IBDPの膨大な課題に、一人で立ち向かう必要はありません。AIE国際高校は少人数制教育を徹底しており、教員が生徒一人ひとりの学習状況や悩みをきめ細かく把握します。タイムマネジメントの方法から、精神的な悩みまで、いつでも気軽に相談できる環境があります。この手厚いサポート体制が、生徒が困難な時期を乗り越えるための大きな安心材料となります。

理由3:共に乗り越える仲間がいる「学生寮」とコミュニティ

IBDPという同じ目標に向かう仲間との絆は、困難な時期を乗り越えるための大きな支えとなります。AIE国際高校の学生寮では、全国から集まった仲間たちと日常的に教え合い、励まし合う文化が根付いています。難しい課題に共に悩み、達成感を分かち合う経験は、一生の財産となるでしょう。もちろん、通学も可能で、多様な生徒が一体となって学び合う環境です。

まとめ:「質の高い挑戦」があなたを大きく成長させる

IBDPの難易度は、確かに高いかもしれません。しかし、それは決して乗り越えられない壁ではなく、あなたを大きく成長させてくれるための「質の高い挑戦」です。

その難しさの本質は、暗記量やテストの点数ではなく、自ら問い、考え、表現し続けることにあります。だからこそ、そのプロセスを支えてくれる環境を選ぶことが何よりも重要です。

もしあなたが、手厚いサポートのもとで安心してIBDPに挑戦したい、そして日本語での思考を武器に世界を目指したいと考えるなら、AIE国際高校がその最適なパートナーになれるかもしれません。

あなたの挑戦を、私たちは心から応援しています。

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AIE国際高校の教育について、さらに詳しく知りたい方は、ぜひ公式ホームページをご覧ください。

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