海外での生活を終え、日本での高校受験を考え始めたとき、多くの方が最初に直面するのが「帰国生入試の”条件”」という壁ではないでしょうか。
「海外に何年以上住んでいれば、帰国生として認められるの?」
「日本に帰国してから、何年以内という決まりはある?」
「うちの子どものケースは、出願資格を満たしているのだろうか…」
各学校の募集要項を調べても、少しずつ条件が異なっていたり、表現が複雑だったりと、ご自身の状況に当てはまるのかどうか、判断に迷うことも多いかと思います。画一的な「条件」という物差しで、お子様の貴重な海外経験が正しく評価されないかもしれない、という不安を感じることもあるかもしれません。
この記事では、まず日本の高校受験における一般的な「帰国生の条件(出願資格)」について、基本から分かりやすく解説します。
そして記事の後半では、もし一般的な条件に当てはまらない場合でも、一人ひとりの海外経験そのものを価値として評価し、柔軟に受け入れてくれる、ある高校のユニークな考え方と制度についてご紹介します。
まずは基本から。一般的な「帰国生入試」の出願資格(条件)とは?
「帰国生入試」とは、海外での学習経験を持つ生徒のために設けられた特別な入試制度です。多くの学校で、一般入試とは異なる試験科目や選考方法が採用されます。その出願資格として、一般的に定められている主な条件は以下の通りです。
- 1. 海外在留期間
「原則として、海外の学校に継続して2年以上在学」としている学校が最も一般的です。学校によっては「1年半以上」や「3年以上」など、期間が異なる場合があります。 - 2. 帰国後の期間
「帰国後、2年以内(または1年以内)」に出願することを条件としているケースが多く見られます。帰国から時間が経つと、日本の教育環境に順応していると見なされるためです。 - 3. 保護者の同伴
保護者の海外勤務などに伴い、海外に在留していたことが条件とされるのが一般的です。 - 4. 必要な提出書類
上記の条件を証明するために、海外の学校が発行する「成績証明書」や「在学期間証明書」、パスポートのコピーなどの提出が求められます。
【重要】 これらはあくまで一般的な例です。条件は各学校によって大きく異なるため、必ず志望校の募集要項を直接確認することが不可欠です。
「条件に合わないかも…」その時に考えるべき3つのこと
もし、お子様の経歴が志望校の条件にぴったり当てはまらない場合でも、すぐに諦める必要はありません。
- まずは学校に直接問い合わせてみる
募集要項に記載されているのはあくまで原則です。事情を説明することで、個別に対応を検討してくれる場合もあります。まずは正直に、電話やメールで相談してみましょう。 - 一般入試など、別の受験方法を検討する
帰国生入試の資格がなくても、受験の道が閉ざされるわけではありません。特に英語の試験では、海外経験が大きなアドバンテージになります。一般入試で、その強みを活かす戦略も有効です。 - 「条件」の柔軟性が高い学校を選ぶ
そもそも、画一的な「条件」で生徒を判断するのではなく、一人ひとりの状況や経験を多角的に評価しようという方針の学校もあります。特に、国際教育に力を入れている学校や、柔軟な教育システムを持つ学校は、その傾向が強いと言えるでしょう。
AIE国際高校が、多様な背景を持つ帰国生を受け入れられる理由
では、画一的な「条件」に縛られず、帰国生一人ひとりの状況に寄り添ってくれる学校はどこにあるのでしょうか。その一つの答えが、私たちの学校、AIE国際高校です。
理由1:【柔軟な受け入れ制度】「単位制・通信制課程」だからできること
本校は、学年で区切る「学年制」ではなく、単位を修得して卒業する「単位制・通信制課程」の高校です。そのため、帰国のタイミングが日本の学期とずれてしまっても、随時、入学や編入の相談を受け付けています。「海外在留2年」といった厳格な期間の縛りよりも、海外で何を学び、これからどうしたいかという、あなた自身の意欲を重視します。
理由2:【「条件」以上の「個性」を評価】書類だけでは測れない価値を見る
私たちの入試は、点数だけで合否を決めるものではありません。時間をかけた面談を通して、あなたが海外でどのような経験をし、何を感じ、どのような強みを持っているのかを、深く理解することに努めます。書類上の「条件」を満たしているか否かよりも、あなたの個性や未来への可能性そのものを、私たちは評価したいと考えています。
理由3:【どんな状況からでもスタート可能】安心の寮と万全の学習サポート
急な帰国で日本の住まいが決まっていなくても、本校には安心・安全な寮が完備されているため、すぐに落ち着いた生活をスタートできます。また、日本のカリキュラムに不安がある科目も、少人数・習熟度別の授業で、基礎から丁寧に学び直すことができるので心配はいりません。
理由4:【入学後のミスマッチがない】世界標準の教育を提供
海外の教育スタイルに慣れた生徒にとって、日本の画一的な授業は窮屈に感じることがあります。本校では、世界標準の大学入学資格である国際バカロレア(IB)のカリキュラムも提供しており、あなたの知的好奇心と探究心を満足させる、質の高い学びの場が用意されています。
あなたの経験は、「条件」で測れるものではありません
帰国子女の高校受験において、出願資格となる「条件」を調べることは、もちろん重要です。しかし、それ以上に大切なのは、あなたの貴重な海外経験を、単なる「資格」としてではなく、かけがえのない「価値」として認めてくれる学校を見つけることです。
あなたのユニークな経歴が、募集要項の条件に合うかどうか、一人で悩まないでください。
AIE国際高校は、書類上の「条件」の前に、まずあなたという一人の人間と向き合いたいと考えています。
まずは、私たちにあなたのお話を聞かせていただけませんか。
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