「今の学校がつらい」「自分のペースで勉強したい」
そう考えて通信制高校を検討し始めたものの、インターネットで検索すると「通信制高校 やめとけ」「通信制高校 後悔」といったネガティブな言葉が目に入り、不安になっていませんか?
「本当に勉強についていけるのか?」
「友達ができずに孤独になるのではないか?」
「大学進学や就職で不利になるのではないか?」
これらの不安は、通信制高校というシステムが持つ「自由度の高さ」の裏返しでもあります。確かに、通信制高校には全日制高校とは異なる仕組みがあり、人によってはそれが大きなデメリットとして立ちはだかることも事実です。
しかし、あらかじめそのデメリットの正体を知り、対策が打たれている学校を選ぶことができれば、これらはむしろ「大きな成長のチャンス」へと変わります。
この記事では、通信制高校への進学・転入を検討するあなたが絶対に知っておくべき「一般的なデメリット」を包み隠さず解説します。そして、そのデメリットを克服し、逆に確かな学力と人間力を育むための学校選びの視点について、私たち教育現場の視点からお話しします。
1. 通信制高校の3大デメリット:自由の裏にある「落とし穴」
通信制高校の最大の魅力は「自由」であることですが、その自由が逆に足かせとなってしまうケースがあります。一般的に言われている主なデメリットは以下の3点に集約されます。
① 自己管理が難しく、勉強をサボりがちになる
通信制高校の学習の基本は、自宅でのレポート(課題)作成です。全日制のように毎日決まった時間割があり、先生が目の前で管理してくれるわけではありません。
- 先延ばしの癖がつく: 提出期限さえ守ればいつやっても良いため、「明日やろう」が積み重なり、期限直前にパニックになるケース。
- 生活リズムの乱れ: 朝起きる必要がないため、昼夜逆転の生活になりやすく、体調を崩したり気力が低下したりすることがある。
「誰も見ていない環境」で自分を律することは、大人でも難しいものです。この自己管理の難しさが、学習の停滞や中退につながる最大のリスクと言えます。
② 孤独感とコミュニケーション不足
「人間関係の悩みをリセットしたい」という動機で入学する方も多いですが、一方で「人との関わりが極端に減る」というデメリットも発生します。
- 友人ができにくい: クラスという概念が薄い学校や、スクーリング(登校日)が極端に少ないコースでは、同級生と顔を合わせる機会がほとんどありません。
- 社会性の低下: 他者と協力したり、意見をぶつけ合ったりする機会が減るため、コミュニケーション能力を磨く場が失われる懸念があります。
「一人が楽」と感じていても、長期間誰とも話さない環境は、次第に社会への不安を増幅させてしまうことがあります。
③ 進路(大学進学)への不安とサポート格差
「通信制高校から大学に行けるのか?」という不安もよく聞かれます。
事実として、通信制高校の卒業率は全日制に比べて低い傾向にあり、大学進学率も学校によって大きな開きがあります。
- 基礎学力の定着: レポートは教科書を見ながら解けるものが多く、単に提出するだけでは「大学入試レベルの学力」は身につきません。
- 情報不足: 一人で活動していると、入試情報や進路の選択肢についての情報が入ってきづらく、準備が遅れてしまうことがあります。
2. デメリットを「メリット」に変える学校選びの視点
ここまで読んで、「やっぱり通信制高校は難しいのかな……」と思われたかもしれません。しかし、諦める必要はありません。
これらはあくまで「サポートが不十分な環境で、一人で抱え込んだ場合」のデメリットです。
近年では、これらの課題を解決し、むしろ全日制高校以上に手厚い教育環境を提供する通信制高校が増えています。デメリットを解消するためには、以下の視点で学校を選ぶことが重要です。
① 「放置しない」伴走者がいるか?
「自由」を「放置」にしないためには、生徒一人ひとりに伴走する先生(メンター)の存在が不可欠です。
- 学習計画を一緒に立ててくれるか。
- 進捗が遅れたときに、責めるのではなく原因を一緒に考えてくれるか。
- 定期的な面談で、生活リズムやメンタル面のケアをしてくれるか。
② 「緩やかなつながり」があるか?
無理に集団行動を強いるのではなく、自分のペースで他者と関われる環境があるかどうかも重要です。
- 少人数の授業や、興味のあるテーマで集まるサークル活動があるか。
- 行事やイベントなど、強制参加ではなくても「参加してみたい」と思える仕掛けがあるか。
③ 「質の高い授業」と「実績」があるか?
レポートをこなすだけでなく、知的好奇心を刺激する授業が行われているかを確認しましょう。
- 大学進学を見据えた、レベル別の講義があるか。
- 実際にその学校から、希望する進路へ進んだ卒業生がいるか(合格実績)。
3. AIE国際高等学校が考える「自由と責任」のバランス
私たちAIE国際高等学校は、通信制高校の柔軟な仕組みを活用しながらも、生徒を「一人にさせない」、そして「学びを止めない」ための独自のアプローチを実践しています。
通信制高校のデメリットとされる部分を、どのように克服し、強みに変えているかをご紹介します。
① 自己管理を支える「担任制」と「計画サポート」
私たちは、生徒を放置しません。生徒一人ひとりに担任がつき、学習の進捗管理だけでなく、日々の生活や心の悩みにも寄り添います。
「いつまでに何をやるか」という計画作りからサポートし、小さな目標達成を積み重ねることで、「自分でできた」という自己効力感を育みます。また、学習につまずいたときは、個別指導や補習で丁寧にフォローします。「自由」とは「何もしなくていい」ことではなく、「自分で決めて実行する」ことだと気づけるよう導きます。
② 「孤独」を「個の尊重」と「対話」へ
AIE国際高等学校には、生徒同士が自然に関われる「場」があります。
私たちの授業は、一方的に聞くだけの講義形式よりも、生徒同士が意見を出し合い、議論する対話形式を重視しています。
少人数制のクラス編成を行っているため、大人数が苦手な生徒でも発言しやすく、互いの個性を認め合う温かい雰囲気が特徴です。
また、キャンパスに通う「通学スタイル」や、オンラインでつながる「オンラインスタイル」、そして希望者が親元を離れて生活する「レジデンスコース(学生寮)」など、自分に合った距離感で他者と関わる方法を選べます。
③ 大学進学を諦めない「国際バカロレア」と「英語教育」
「通信制だから学力が低い」というイメージは、私たちには当てはまりません。
AIE国際高等学校は、世界的な教育プログラムである国際バカロレア(IB)のディプロマ・プログラム(DP)認定校です。
「なぜ?」を深く掘り下げる探究的な学びを通じて、大学や社会で求められる論理的思考力や表現力を養います。
また、英語教育においては、習熟度別クラスで基礎から上級レベルまで対応。ネイティブ講師との対話を通じて、使える英語力を身につけます。
これらの教育の結果として、生徒たちは通信制高校の枠を超え、国内外の難関大学へと進学しています。
<合格実績>
【海外大学】
- トロント大学(カナダ)THE世界大学ランキング(2022年)48位
- マンチェスター大学(イギリス)THE世界大学ランキング(2024年)51位
- カリフォルニア大学デービス校(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)67位
- ミネソタ大学(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)86位
- アリゾナ州立大学(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)132位
- エクセター大学(イギリス)THE世界大学ランキング(2022年)143位
- サセックス大学(イギリス)THE世界大学ランキング(2022年)151位
- ヨーク大学(カナダ)THE世界大学ランキング(2022年)169位
- イリノイ大学(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)18位
【国内大学】
- 慶應義塾大学
- 早稲田大学
- 上智大学
- 国際基督教大学(ICU)
- 立教大学
- 同志社大学
- 関西学院大学
- 立命館大学
- 関西大学
- 名古屋市立大学
4. デメリットを理解したあなただからこそ、選べる未来がある
通信制高校のデメリットを知ることは、失敗しないための第一歩です。
「自己管理ができるか不安」「孤独になるのが怖い」という悩みは、裏を返せば「しっかり勉強したい」「良い仲間と出会いたい」という前向きな願いでもあります。
AIE国際高等学校には、その願いに応える環境があります。
私たちは、通信制高校の「自由さ」と、全日制高校のような「手厚いサポート」や「質の高い授業」を融合させました。
「ここなら、自分のペースで頑張れるかもしれない」
そう感じていただけたなら、ぜひ一度、私たちの学校の様子を覗いてみてください。
デメリットを乗り越え、あなたらしい高校生活をここから始めましょう。
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