「通信制高校を卒業しても、まともな就職先が見つかるのだろうか?」
「面接で『なぜ通信制?』と聞かれたら不利になるのでは?」
将来の自立を考えたとき、通信制高校からの「就職」について不安を感じるのは当然のことです。
世間にはまだ「高校は全日制に通うもの」という固定観念が残っており、通信制高校出身者が就職活動においてどのような評価を受けるのか、インターネット上には様々な噂が飛び交っています。
しかし、結論から申し上げますと、「通信制高校だから就職できない」ということはありません。
法律上、全日制高校と全く同じ「高等学校卒業資格」が得られるため、応募条件に「高卒以上」とある求人には問題なく応募できます。
ただ、重要なのは「応募できるかどうか」ではなく、「採用されるだけの実力と人間力を身につけられるか」です。
この記事では、通信制高校からの就職活動の現状と、不利と言われる理由を冷静に分析します。そして、単に就職するだけでなく、変化の激しい社会で「選ばれる人材」になるために、高校時代に何を学ぶべきかについて、私たちAIE国際高等学校の視点からお話しします。
1. 通信制高校からの就職活動:現状と「不利」と言われる理由
まず、通信制高校生の就職活動におけるリアルな現状を見ていきましょう。
① 「高卒資格」としての価値は同じ
履歴書には「〇〇高等学校 卒業」と記載します。「通信制課程」と書く義務はありません(書いても問題ありません)。企業側も、採用基準として「全日制か通信制か」よりも、「その人物が何をしてきたか」「コミュニケーション能力があるか」を重視する傾向が強まっています。
② なぜ「不利」というイメージがあるのか?
それでも不安が消えない背景には、いくつかの理由があります。
- 自己管理能力への懸念:
「通信制は楽をしている」「サボり癖があるのでは」という偏見を持つ採用担当者が一部にいることは否定できません。 - コミュニケーション不足:
「人と関わるのが苦手なのでは?」と思われがちです。面接でしっかりと受け答えができれば払拭できますが、練習不足だと不利になります。 - 学校側のサポート格差:
全日制高校のように、学校に多数の求人票が届き、手取り足取り斡旋してくれる通信制高校ばかりではありません。サポートが薄い学校の場合、生徒が自分一人でハローワークに行くなどして動かなければならず、結果として内定率が下がることがあります。
つまり、学校選びと過ごし方さえ間違えなければ、不利になる要素は十分にカバーできるのです。
2. 「とりあえず就職」で大丈夫?これからの時代に求められる力
ここで少し視点を広げてみましょう。
あなたは「高校卒業後、すぐに就職すること」がゴールですか? それとも「将来、社会で自立して活躍すること」がゴールでしょうか?
AI技術の進化やグローバル化により、単純作業や指示待ちの仕事はどんどん減っています。
「高卒でとりあえずどこかの会社に入る」ことだけを目標にしてしまうと、数年後、キャリアに行き詰まってしまうリスクもあります。
これからの時代、企業が本当に求めているのは、出身校の種類ではなく、以下のような「実務につながるスキル」です。
- 語学力(英語力): どのような業界でも、英語ができる人材は重宝されます。
- 思考力・主体性: 自分で課題を見つけ、解決策を考える力。
- 異文化理解・協調性: 多様なバックグラウンドを持つ人と協力できる力。
もし、高校3年間でこれらの力を身につけることができれば、就職活動で有利になるだけでなく、大学進学を経て、より高度なキャリアを目指すという選択肢も生まれます。
3. 「就職」を見据えたキャリア教育:AIE国際高等学校のアプローチ
私たちAIE国際高等学校は、「就職」を単なる就労ではなく、人生を切り拓くキャリアの一部と捉えています。
生徒たちが社会に出たときに、自信を持って活躍できるよう、以下のような独自の教育を行っています。
① 社会で通用する「英語力」と「国際感覚」
「英語は苦手だから……」と諦めていませんか?
本校は、英語教育に特化したカリキュラムを持っています。ネイティブ講師と日本人講師による習熟度別クラスで、基礎から実践的な英語までを学びます。
英語力は、就職活動における最強の武器の一つです。
「通信制高校に通いながら、実用英語技能検定(英検)〇級を取りました」「外国人の先生と日常会話ができます」という実績は、面接官に「この子は目標を持って努力できる子だ」という強いインパクトを与えます。
② 国際バカロレア(IB)で養う「問題解決能力」
私たちは、世界的な教育プログラムである国際バカロレア(IB)のディプロマ・プログラム(DP)認定校です。
このプログラムでは、単に知識を暗記するのではなく、「なぜ?」を問いかけ、論理的に答えを導き出すトレーニングを繰り返します。
これはまさに、現代の企業が喉から手が出るほど求めている「自分で考えて動ける人材」を育てる教育です。
「指示待ち人間」にならず、主体的に仕事に取り組む姿勢は、どんな職場でも高く評価されます。
③ 寮生活(レジデンス)で磨く「社会性」と「生活力」
就職への不安の一つに「規則正しい生活ができるか」「人間関係を築けるか」があると思います。
本校には、希望者が入寮できる「レジデンススタイル(学生寮)」があります。
寮生活は基本的に日本語で行われます(イマージョン教育ではありません)。親元を離れ、仲間と共同生活を送ることで、時間の管理、掃除・洗濯などの生活スキル、そして他者への配慮といった「社会人基礎力」が自然と身につきます。
「寮生活を経験した」という事実は、就職活動において「自立心」と「協調性」の証明になります。
4. 就職?進学? 未来の選択肢を広げる進路実績
「高卒就職」を考えていた生徒が、AIE国際高等学校での学びを通じて自信をつけ、「もっと専門的なことを学びたい」「海外で働きたい」と、難関大学への進学に目標を変えることは珍しくありません。
大学進学は、より良い条件での就職(キャリア)へのパスポートでもあります。
本校の卒業生たちは、通信制高校からの学びを経て、国内外の大学へと羽ばたき、その先でグローバルに活躍しています。
<合格実績>
【海外大学】
- トロント大学(カナダ)THE世界大学ランキング(2022年)48位
- マンチェスター大学(イギリス)THE世界大学ランキング(2024年)51位
- カリフォルニア大学デービス校(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)67位
- ミネソタ大学(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)86位
- アリゾナ州立大学(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)132位
- エクセター大学(イギリス)THE世界大学ランキング(2022年)143位
- サセックス大学(イギリス)THE世界大学ランキング(2022年)151位
- ヨーク大学(カナダ)THE世界大学ランキング(2022年)169位
- イリノイ大学(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)18位
【国内大学】
- 慶應義塾大学
- 早稲田大学
- 上智大学
- 国際基督教大学(ICU)
- 立教大学
- 名古屋市立大学
- 関西大学
- 関西学院大学
- 同志社大学
- 立命館大学
これらの実績は、「通信制高校だから就職に不利」という常識を覆すものです。ここでの学びは、あらゆるキャリアに通じています。
5. 「どこで学ぶか」が、あなたのキャリアを決める
通信制高校からの就職は、決して不利ではありません。しかし、何もせずにただ卒業するだけでは、厳しい現実が待っているのも事実です。
大切なのは、高校3年間で「社会に出る準備」をどれだけ整えられるかです。
AIE国際高等学校には、英語力、思考力、そして人間力を育むための環境が整っています。
「高卒で働こうと思っていたけれど、大学に行って可能性を広げるのもいいかもしれない」
「ここなら、社会に出ても恥ずかしくない自分になれるかもしれない」
そう感じていただけたなら、ぜひ一度、私たちの学校のことをもっと知ってください。
あなたの「働く未来」を、ここから一緒にデザインしましょう。
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