「今の高校に通い続けるのが辛い……」
「転校したいけれど、今辞めると『留年』になってしまうのではないか?」
「あと数ヶ月我慢して、学年が変わるまで待つべき?」
現在、全日制高校などに在籍していて、人間関係や成績、体調不良などの理由で「転校(転入学)」を考えているあなた。
最も不安なのは、「今のタイミングで転校して、同級生と同じ時期に高校を卒業できるのか(高卒資格が取れるのか)」ということではないでしょうか。
結論から申し上げますと、通信制高校への転校は、ほぼ一年中いつでも可能であり、手続きのタイミングさえ間違えなければ、同級生と同じ時期に卒業することは十分に可能です。
しかし、知らずに退学届を出してしまったり、判断を先延ばしにしすぎたりすると、単位が認定されず、卒業が半年〜1年遅れてしまうリスクもあります。
この記事では、通信制高校へ転校する際に損をしないための「ベストなタイミング」と「単位の仕組み」、そして転校を単なる「逃げ」ではなく「前向きな進路変更」にするための学校選びについて解説します。
1. 「転校(転入)」と「編入」の違いを知ろう
まず、タイミングを考える前に絶対に知っておくべきことがあります。それは「転入学(転校)」と「編入学(再入学)」の違いです。この二つは似ていますが、卒業時期に大きく関わります。
① 転入学(転校):今の高校に在籍したまま移る
現在、高校に在籍している状態(休学中を含む)で、退学届を出さずに新しい高校の手続きを行うことです。
- メリット: 高校生としての在籍期間が途切れないため、スムーズにいけば同級生と同じ時期(3年間)での卒業が可能です。
- 鉄則: 今の高校に「退学届」を出す前に、次の高校の合格をもらってください。
② 編入学(再入学):一度退学してから入り直す
すでに高校を中退(退学)してしまった人が、改めて別の高校に入り直すことです。
- デメリット: 退学していた期間(空白期間)は「在籍期間」にカウントされません。そのため、卒業時期が半年〜1年遅れる可能性があります。
【結論】
もしあなたが今、まだ高校に籍を置いているなら、絶対に「退学」してから探すのではなく、「在籍したまま」転校活動を行ってください。 これが卒業時期を遅らせないための第一条件です。
2. 損をしない転校のタイミングは?
では、具体的に「いつ」動くのが良いのでしょうか。
通信制高校は単位制を採用しているため、全日制高校のような「学期ごとの区切り」だけでなく、柔軟な受け入れが可能です。しかし、これまでの頑張り(修得単位)を無駄にしないためのポイントがあります。
パターンA:今の学年の「単位」がまだ取れていない場合
(例:1年生の5月〜12月頃、2年生の5月〜12月頃など)
今の高校で、その学年の単位認定(通常は学年末)が終わっていない場合、転校すると今の高校での勉強は「リセット」されると思われがちです。
しかし、通信制高校へ転校すれば、転校したその日から新しい学校で単位修得に向けた学習をスタートできます。
- 早めの転校がおすすめ:
今の学校に通えていない(欠席が続いている)場合、そのまま籍だけ置いていても単位は取れません。早めに通信制高校へ移り、レポートやスクーリングを開始することで、その年度内に必要な単位を修得し、遅れずに進級・卒業できる可能性が高まります。
「学年末まで待とう」と無理をして体調を崩したり、出席日数が足りずに留年が決まったりしてから動くよりも、「今の環境では難しい」と判断した時点で動くのが、結果的に最短ルートになります。
パターンB:学年末(3月)や学期末まで頑張れそうな場合
もし、あと少しで学年末テストが受けられそう、あるいは出席日数が足りていて単位が取れそう、という場合は、「今の高校で単位を確定させてから、4月1日付で転校する」という方法もあります。
- メリット: 今の高校で取った単位をすべて持って行けるため、新しい学校での負担が減ります。
- 注意点: 無理は禁物です。「あと少し」と思って頑張りすぎて心身のバランスを崩してしまうと、その後の生活に影響します。
パターンC:留年が確定してしまった場合
全日制高校で「出席日数が足りず、留年が決まった」と言われた場合でも、諦めないでください。
その年度の途中で通信制高校へ転入すれば、通信制高校のシステムで単位を履修し、同級生と同じ時期に卒業できるケースがあります。
(※時期によりますので、至急相談が必要です)
3. 「いつ転校するか」よりも大切なこと
タイミングについて解説しましたが、実は最も大切なのは「いつ移るか」よりも、「移った先で何をするか」です。
転校はゴールではありません。
「今の学校が嫌だから」という理由だけで、サポートの薄い通信制高校を選んでしまうと、結局レポートが進まなかったり、孤独感に苛まれたりして、再び行き詰まってしまうことがあります。
転校を成功させるためには、以下の3つの視点で次の学校を選んでください。
- 単位の引き継ぎを丁寧に確認してくれるか
あなたのこれまでの学習状況(履修単位、在籍期間)を細かく確認し、「いつ卒業できるか」「あと何単位必要か」を明確に示してくれる学校を選びましょう。 - 「空白」を埋めるサポートがあるか
不登校期間や学習の遅れがある場合、そこをフォローしてくれる個別指導やメンター(相談員)の存在が不可欠です。 - 「高卒資格」の先にある目標が見つかるか
ただ卒業するだけでなく、大学進学や留学、専門スキルの習得など、「転校してよかった」と思えるプラスアルファの価値がある学校を選びましょう。
4. 転校を「ステップアップ」に変える。AIE国際高等学校
ここで、転校を単なる環境の変化で終わらせず、将来への飛躍のチャンスに変えている学校として、AIE国際高等学校をご紹介します。
本校には、全日制高校や他の通信制高校から転入学してくる生徒がたくさんいます。
「前の学校では通えなかったけれど、ここに来て毎日が楽しくなった」「大学進学という目標ができた」
そう語る生徒たちが選んだ、AIEならではの特徴をお伝えします。
① 個別の単位認定と卒業プランニング
転入学の相談に来られた際、私たちはまず、生徒さんの「これまでの頑張り」を確認します。前の高校で取得した単位、在籍期間を最大限に活かし、「最短で卒業するためのプラン」を一人ひとりに作成します。
「留年せずに卒業したい」
「今の遅れを取り戻したい」
そんな不安に対し、具体的なスケジュールと学習計画を提示し、安心してスタートできるようサポートします。
② 「通学」「オンライン」「寮」選べる環境
今の学校に通えなくなった原因が「環境」にあるなら、それを変えることが一番の解決策です。
AIE国際高等学校では、自宅から学ぶ「オンライン」、キャンパスに通う「通学」、そして希望者が親元を離れて生活する「レジデンス(学生寮)」のスタイルを選べます。
特に、転校を機に**「寮生活」**を選び、人間関係や生活リズムを一新する生徒も多いです。寮は日本語環境で安心して過ごせ、スタッフが常駐して生活をサポートします。
③ 転校から「国際バカロレア(IB)」へ挑戦
「転校=ドロップアウト」ではありません。
本校は国際バカロレア(IB)認定校であり、転入学生でも意欲があれば、世界基準の探究学習に挑戦できます。
「前の学校の詰め込み教育が合わなかった」という生徒こそ、本校の「なぜ?」を考える授業で水を得た魚のように活躍しています。
また、英語教育は習熟度別クラスで行うため、英語が苦手な状態からスタートしても、卒業時には海外大学を目指せるレベルまで成長可能です。
④ 孤独にさせない「メンター制」
新しい環境に馴染めるか不安なのは当然です。
だからこそ、生徒一人ひとりに担任(メンター)がつきます。学習の進捗管理だけでなく、日々の悩みや進路の相談まで、親身になって伴走します。
5. 転校生が切り拓いた、驚きの進路実績
「途中で転校しても、難関大学に行けるの?」
そんな疑問を持つ方もいるかもしれません。しかし、AIE国際高等学校に転入し、自分らしい学びを取り戻した生徒たちは、国内外の名門大学へと羽ばたいています。
転校は「回り道」ではなく、自分に合った滑走路を見つけるための「近道」だったのです。
<合格実績>
【海外大学】
- トロント大学(カナダ)THE世界大学ランキング(2022年)48位
- マンチェスター大学(イギリス)THE世界大学ランキング(2024年)51位
- カリフォルニア大学デービス校(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)67位
- ミネソタ大学(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)86位
- アリゾナ州立大学(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)132位
- エクセター大学(イギリス)THE世界大学ランキング(2022年)143位
- サセックス大学(イギリス)THE世界大学ランキング(2022年)151位
- ヨーク大学(カナダ)THE世界大学ランキング(2022年)169位
- イリノイ大学(アメリカ)THE世界大学ランキング(2022年)18位
【国内大学】
- 慶應義塾大学
- 早稲田大学
- 国際基督教大学(ICU)
- 上智大学
- 立教大学
- 名古屋市立大学
- 関西大学
- 関西学院大学
- 同志社大学
- 立命館大学
6. 迷っているなら、まずは「在籍したまま」相談を
通信制高校への転校を考えているなら、一番のアドバイスは「退学届を出す前に相談に来てほしい」ということです。
在籍していれば、選択肢は無限にあります。
今の辛い状況を我慢し続ける必要はありませんが、焦って辞めてしまう必要もありません。
「今の時期に転校したら、卒業はいつになる?」
「単位はどれくらい引き継げる?」
そんな具体的な疑問を解消するために、まずはAIE国際高等学校の個別相談を利用してみませんか?
あなたが笑顔で卒業の日を迎えられるよう、私たちが全力でサポートします。
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