2017年、国際バカロレア機構から、IBワールドスクール(IB認定校)として認定され、ディプロマ資格を取得できるようになりました。国内外を問わず、大学進学を志す生徒にとって、世界トップレベルの大学から認められているIBプログラムを実施することができることは本校にとって嬉しいことです。
本校IBフルディプロマ第一期生である白岩孝基くんが、2021年のIB世界共通試験に臨み、ディプロマ資格を取得しました。インタビュー第2段です。
Q 留学で活かせそうな学びはありましたか?
A IBの2教科を英語で学び、その他は日本語での学びでした。言語は違いましたが、考え方の手法は、共通することを実感しました。
例えば、僕は歴史のクラスで東アジアの近現代史を中心に勉強したんですが、どういった要素が国の動きを左右したのか、どういった組織的な繋がりで人は動くのか、など、IBで培った分析する手法というのは、地域や言語が変わってもぶれることはないのではないかと思います。
また、2教科を英語で取っていたので、文法など学んだ英語をアウトプットする時間が週に7時間ほどあったことも、大きかったなと思います。
Q 英語力はどれくらい上がりましたか?
A 英語の力はまだまだ発展途上で、まだまだ上がると思っています。
ただ、週7時間英語を使う時間があったり、英語を勉強をするのが面白かったことは大きかったと思います。海外進学のためにも、また留学生活をする上でも英語力は不可欠なので、普段から自分の関心のある分野を英語で調べていくことは面白かったです。その好奇心は、IBの現実的にやらないといけないこと以外のモチベーションを保つ上でも、必要な要素だったと思います。
Q 高校生活で一番思い出に残っていることは?
A 色んな地域から、色んなバックグラウンドを持った、個性豊かな生徒と関わったのが面白かったですね。面白い子がたくさんいて、学校にいて楽しいなと思う時間がたくさんあって、その中で勉強することができたのが一番の思い出で、日常が楽しかったですね。イベントだったら、英語劇でしょうか。
あと、コロナ前に、2回夏期体験留学に参加して、アメリカに行けたのは、自分のモチベーションを上げてくれました。これまでは、留学経験もなかったし、家族旅行で行ったくらいだったんで。文化、生活、大学体験ができたことは、良かったです。
Q 高校も卒業しましたが、どんな気持ちですか?
A 卒業まで、早かったと思いますね。期間としてはIBの資格を取るために4年間いて長かったですが、入学したころのことも結構鮮明に覚えています。卒業したんですが、明日も登校していてもおかしくない、AIE国際高校は慣れ親しんだ場所になりました。
僕の苦悩も楽しみも結構詰まっていますね。楽しい思い出とハードだったこと、たくさん詰まっています。
Q 4年間在籍することに抵抗はなかったですか?
A 1年目のIB入学試験がだめだった時は、その時はちょっとどうしようかなってちょっと悩みました。4年間いることに抵抗はなかったので、結論は早く出しましたけど、やっぱり挑戦してよかったですね。
2年生からIBをスタートしたことは、英語力のベースを上げられたことでも必要だったと思います。中学校時代は本当に勉強していなかったので。
中学校では勉強せず、友達とずっと遊んでいて、テストの点数は悪くてクラスで一番下でした。スイッチが入る時期は人によって違うので、僕はちょっと遅かったのだと思っています。その頃のことを知っている友達は僕の留学などとても祝ってくれました。現状は5年前では想像できなかったですね。まだ実感できていない部分もあります。
*AIE国際高校では高校3年生でIBの資格を取ることもできます。
Q 留学したら実感するかもしれませんね。
A そうですね、コロナ禍のため、大学見学に行くことはできませんでしたが、留学生活を想像して頑張れたので良かったです。
Q 後輩に向けてメッセージをお願いします。
A この学校は本当に自由な環境だと思っています。やりたいことをやろうと思えば、その環境があります。もちろん責任が伴いますが、僕はIBの勉強をするって決めた時に十分に時間を使えました。IBじゃなくても、やりたいことを見つけて普段から精神を注いで熱中することができる本当に素晴らしい環境だと思います。熱中できる何かを見つけて高校生活楽しんで欲しいなと思います。